脳卒中は脳の血管障害が原因で起こる病気の総称で、正確には「脳血管障害」といいます。簡単にいうと、脳の血管に異常が起こり、突然、意識がなくなり、手足の自由が利かなくなる病気です。
脳卒中(脳血管障害)は3種類あり、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血です。それぞれの内訳は、かつては、1位が脳出血、2位がくも膜下出血、3位が脳梗塞でした(1960年)が、平成7年には脳梗塞が脳出血の2倍以上になってしまいました。このような脳出血と脳梗塞が逆転した理由は、4つ考えられます。
1、医療技術の進歩(CTスキャン)により、両者の区別が容易になった。
(脳出血は、脳の血管が破れて脳のなかに出血するものであるのに対し、脳梗塞は、脳の血管がつまってそこから先に血液が流れなくなることから脳の組織が死んでしまう病気です。)
2、精力的に実態調査がおこなわれるようになった。
3、脳出血の大部分を占めるのが、高血圧性脳出血なのですが、この高血圧の管理が比較的よくおこなわれるようになった。
4、食生活などの環境変化によって、動脈硬化による病気が日本人に増えている。
一方、アルツハイマーは45〜65歳に発病する大脳の萎縮性疾患で、痴呆を伴う「失語」「失行」「失認」といった症状がみられ、高齢になるほど発症率は高くなります。
ところが現在は、18歳〜64歳の若年層でアルツハイマーにかかる人も増えていて、最近では年齢を問わずかかる病気という認識に変わってきています。
アルツハイマーの初期症状には、次のようなものがあります。
1、頑固
2、自己中心的
3、人柄に繊細さがなくなるなどの軽度の人格変化
4、不安・抑うつ
5、睡眠障害
6、幻視妄想
しかし、極めて初期の段階では本人も家族も気づかないほどの頭痛やちょっとしためまいのような、日常的によくある症状が出ます。
そしてアルツハイマーが進んでくると、訳もわからず不安感に駆られ、夜眠れなくなることから、うつ病と勘違いしされてしまうケースもあります。
ところで、アルツハイマーは初期症状に気づき、早期から対処することで病状の進行を抑えることができるようになっています。
初期症状としては、新しいことを覚えていられない、物や人の名まえが出なくなる、家事や仕事の段取りが悪くなる、物をどこに置いたか忘れるなどがあります。
例えば、家事や仕事の段取りが悪くなるとか、料理の手順を忘れたり間違える、同じ道を間違える、同じことを何度も尋ねる、駅で切符が買う時に度忘れするなどです。
現在では、いずれの病気も初期に対応することで進行を抑えるだけでなく、進行を止めることもできるようになっています。
なにより初期症状を見過ごさないことが、これらの病気では重要なのです。
頭が痛い、手足のしびれ、ろれつが回らない、これらが初期症状です。そんな時は直ぐに脳ドックで検査して予防対策しておくと安心ですね。